音楽は、耳だけではなく、視覚・触覚・嗅覚など五感すべてで感じるもの。
このホールは、南陽の森の木でつくられた、日本初の大型木造耐火の文化ホールです。
木造ならではのやわらかい質感、心落ち着く木目調、木の温かみ、そして香り。
目を閉じて五感で感じれば、まるで南陽の里山にいるような
「静けさと響きがよい空間」があふれてきます。
マイクやスピーカーなどの機材を感じさせない、
まるでストラディバリウスの中にいるような、自然な音源を楽しめる空間。
人工的なものを置けば置くほど、人工的な音になる。
最低限のものがあればいい。
木造ならではの温かみを大切にした音楽ホールが誕生しました。
建築の部材には、地元南陽市の杉材が活用されており、
地場の森林・山里の機能回復といった社会的課題に寄与しています。
プロユースに満足できるものであるのはもちろん、誰にでも使いやすいホール。
このホールから、日本を、そして東北を代表する新たな芸術文化が生まれ育っていきます。